昭和36、7年頃より、こんにゃく業界では製造の機械化がすすみ、その普及とともに精粉こんにゃく(こんにゃく芋より取り出したグルコマンナンのみでつくったこんにゃく)の時代へとなって行きました。
当初、精粉こんにゃくは味しみが悪く、煮込むとゴムを噛むような食感がありました。また、精粉こんにゃくが主流になることによって、業者ごとの商品特徴がなくなる結果を生むことになってしまいました。
創業者の瀬尾八郎は、精粉こんにゃくが主流となっていくこんにゃく業界に身をおきながら「幼い頃故郷で食べていたこんにゃくこそが、本物のこんにゃくだ」と強く感じていました。
そんな中、故郷・比婆地方に、中国縦貫高速道が開通。これをきっかけに「味のあるこんにゃくを作りたい」という願いを実現させるべく、故郷である旧比婆郡東城町にてヒバ食品株式会社を創業しました。
創業者の願いを受け継ぎ、ヒバ食品株式会社では創業から38年経った今なお昔ながらの農家のこんにゃく作りそのままに、こんにゃく芋をそのまま使う製法にこだわった商品を作りつづけています。
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